【欠陥機】

先日、自衛隊のF35という戦闘機が消息を絶ったいう事が大きなニュースとなりました。

まだ、発見されておらず、パイロットの方の安否が心配されます。

 

ところで、このF35という戦闘機は、1機約116億円を超える高価な戦闘機でありながら、アメリカで、多数の欠陥が指摘されていたことでも話題となっています。

 

2018年6月、米政府監査院はF35の開発計画に関する報告書を出しました。

その報告書では、F35には、2018年1月現在で966件の未解決の欠陥があることが指摘されていました。

 

このうち111件が「安全性や他の重要な性能を危険にさらし得る欠陥」

855件が「任務遂行を妨げたり、制約したりし得る欠陥」

とだと報告されました。

 

さらに報告書では主な技術的リスクの一つとして、パイロットが酸欠症状を訴えた事例が17年5月~8月までに6件発生したと指摘。この事例にかかわるさまざまな問題、呼吸調節装置が頻繁に故障するなど、が影響して、墜落の危険があることなどを警告しています。

 

このF35の欠陥について、実は防衛相が把握していないことが、日本共産党・宮本徹衆院議員の質疑で明らかになっています。

 

岩屋防衛相は宮本議員の質問に

防衛省としては、そのリストは保有していない」と明言

さらに、酸欠の問題についても、いまだ改善されていないことを認めました。

 

この機体を、「飛行の安全性に影響を及ぼすような課題はない」と言って大量購入を進めてきたのが、いまの安倍政権です。

あまりに、高価で、しかも、多数の欠陥が改善されていないものを税金で大量に購入をしようとするなど、普通の感覚では考えられません。あまりに、人命軽視だという指摘も免れないと思います。

 

しかも、この戦闘機、たった3機分の購入をやめるだけで、今の待機児童を全て解消できるだけの認可保育所をつくることが可能です。

 

もう少し税金の使い方を考えるべきではないでしょうか。

個人的な思いも含めて、保育所つくったらいいやん、と思わずにはおれません。

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